近年、世界各地で異常気象による災害が発生し、道内においても猛暑や激しい雨が降る頻度が増加するなど、気候変動の影響が顕在化しています。こうした気象災害は農業をはじめ今後さらに幅広い分野に及ぶことが懸念されており、その主な要因として地球温暖化があげられています。
地球温暖化は地球規模の深刻な問題であり、早期に解決すべき喫緊の課題で、道民や事業者、行政と連携・協働して低炭素な社会づくりの取組を進めなければなりません。
このことからも「脱炭素化」の動きが加速しており、北海道は2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指しています。
北海道が有する豊かな自然を最大限活用し、脱炭素化と経済の活性化を念頭に成長戦略を提言し、持続可能な社会・経済を未来へと繋げて参ります。
家庭部門の温室効果ガス削減の高い目標、ゼロエミッション自動車の普及加速、水素社会の構築などが特徴的な愛知県のゼロカーボンへの取り組みを調査しました。
北海道への導入、道民と目標の共有など新たな視点が広がりました。
東邦ガス(株)が運営する「セントレア水素ステーション」を調査する機会を頂きました。特徴は、ステーション現地で都市ガスから水素を製造するオンサイト方式を採用。水素燃料はセルフでの重点も可能な程簡易で、私も水素自動車に実査に充填しました。
また、燃料電池バスへの大容量充填も可能(燃料電池バス充填用設備建設補助金制度初適用)で普及が着実に進んでおり、北海道でも普及への取り組みが求められています。
北海道が世界に誇る価値・魅力である食や観光は、ブランド化など更なる創意と工夫で、一層の高みに押し上げられる潜在力を有しています。
これら貴重な資源を発信し、北海道ブランドの認知度向上を図り、道内の地域経済を粘り強く輝かせる取組を進めて参ります。
どさんこプラザは、北海道のアンテナショップです。売上及び来店客数はトップクラスで道内で加工された水産加工品、農畜産品、乳製品、酒類、民工芸品を取り扱っており、国内外の店舗(オンライン販売も)で北海道が推奨する商品を各種取り揃えており、道内企業が店頭で試食販売なども行っています。
また、道内外の流通バイヤーへの商品データの提供や商談の場の設定などを通じ道外のみならず海外へも道産品の価値・魅力を発信しています。
今回は名古屋店(名鉄百貨店内)を訪ね人気商品などの動向を調査しました。
道外で次世代車両・航空の設計開発をメインの業務としている、キャリオ技研(株)を訪ねました。自然と調和するテクノロジーで道内においてロボット・ドローンを使った、全道各地で広がっている野生鳥獣被害の制御、被害対策で捕獲した食肉の加工、缶詰工場、販路拡大を行っています。
また、捕獲の安全・食の安全を実践できる次世代ハンターの育成も行っています。
北海道庁で勤務経験のある中野祐介浜松市長(元総務省職員)を訪ね意見交換を行いました。浜松市と北海道はゆかりが深く、浜松から北海道の開拓や移民誘致などに尽力されるなど多方面で活躍された方々を輩出しています。北海道、浜松市それぞれの資源を有効活用しながら、教育、医療、文化や観光、経済など互いの良さを相互交流で高める必要性など議論を深めました。