清田区に住む多くの方々が、札幌市が昭和54年にまとめ平成13年頃まで続いた延伸構想を前提に住居を構えています。そして何よりも従来から居住する区民も含め、札幌市が策定した延伸構想は最良の地域振興策と大きな期待を寄せ今日に至っています。
しかし、その後札幌市は区民にしっかりとした説明もしないまま、事業の採算性を等を理由に延伸は困難としました。清田区は交流・利便性を高める中心核作り、深刻さを増す交通事情の早期解消が必要不可欠です。
札幌市は採算性だけにとらわれず、他の区と同じ市民である、清田区民にこれらに対する、納得のいく具体的な対策を示すべきです。清田区の取り巻く環境はこの短期間で大きく変化しています。老人福祉施設や、北広島市大曲地区も含めた大型商業施設の建築、誘致を進めている冬期札幌オリンピック開催も視野に入れれば、地下鉄延伸の再検討をすべきです。
区民の機運の醸造、積極的な努力を元に、これまでの枠組み、発想にとらわれない議論の広がりを目指して参ります。
北海道議会議員 かじや大志