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コラム

人を育む伝統

(札幌市建築業組合 平成25年年頭挨拶)

平成25年の新春をお元気で健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

しかし新年であるにもかかわらず、ここ数年は経済も社会も閉塞感が漂い、明るい展望を拓けずにいると指摘せざるをえません。こういった状況を打開する政治も世界単位で「負の政治」に突入しています。何故なら世界規模で進むグローバル化は、一国単位での政治を事実上無効にしてしまっているからです。情報も経済も人も国境を越えて動いていますが政治だけは「国」単位で動いているからです。国の政治はグローバル化の動きに適応するためには、今まで権力を手放なさなくてはいけず、いきすぎた規制緩和、社会保障の自己責任化、国内産業の保護を外す等、新自由主義的な政策が一斉に進められました。

しかし、新自由主義は失敗し、世界はむしろ貧困化しその渦に日本も巻きこまれました。 その後、金融資本主義が繰り広げられリーマンショックのような恐慌をも経験することになりました。つまり私たち日本はグローバル化する世界においては、結果から見れば残念ながら、今現在「敗者」であると認めなければなりません。

新たな政権は日本国内だけの偏った公共事業により産業復興策を唱えますが、これまでそれを重ねた結果、国の借金は膨大な金額まで膨れあがり、急激に老齢化する人口構成はグローバルな競争にうち勝つことを困難にしています。そんな中一方で新興国が浮上し、外交的にも日本の地位は低下し、これらが私たちを取り巻く閉塞感の主因であると考えます。

戦後の政治は長い間「利益の分配」をしてきました。

しかしグローバル化が進み政治は分配すべき物を失ってしまいました。増税等の「負の分配(=負の政治)」をする事を覆い隠すように、政治の場での勇ましい発言やナショナリズムが負の政治を象徴しています。

めまぐるしく変わり同じ事を繰り返す短期的な政治から脱却するために、日本のもっている素晴らしい伝統を改めて学び発展させなくてはいけません。

人を育む伝統は、キラリと輝く能力を持った多くの日本人が様々な分野で活躍し、そのすそ野は限りなく広がっています。北海道から情報を発信し、世界に誇れる技術・技能をもった人材の輩出することが、強い経済を一歩一歩着実に進めることに他なりません。

(参考文献「負の政治」東大大学院教授 石田 英敬)

札幌市建築業組合 顧問 北海道議会議員 かじや大志

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