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コラム

時は金なり。景気回復第一歩?

「時は金なり。景気回復の第一歩?!」(札幌市建築業組合 平成24年 年頭挨拶文章)

昨年は私の政治活動に対しまして、ご理解とご支援を賜り心から感謝申しあげます。特に4月の統一自治体選挙において二度目の試練を乗り越えるにあたって、特段のご厚誼を賜りましたことに重ねて御礼申しあげます。誠にありがとうございます。

年頭にあたりまず何よりも、東日本大震災で被災された方々が、一日も早く生活が回復され、明るい年となりますように心から祈念申しあげます。

さて、グローバル化により世界の経済が大きく影響する中での世界的金融不安、また政治の対応遅れ等もあり道内の景気が一向に回復しません。

一番には私たちの仕事である政治の責任を痛感します。生活の根幹である衣食住と環境や医療分野に集中的な投資をして経済を活性化させなければなりません。

しかし、同時に官依存体制や政策金融から北海道は脱却しなくてはいけません。 勿論、政治による現在事業を営んでいる方々の産業構造の転換をしっかりした上で行うことが前提条件となります。

官と民の違いはコスト意識です。

お金を借りればコストである金利が求められます。資本主義の原理では、借入期間が長くなれば当然、金利の負担は重くなります。補助や無利子、低利融資が恒常化すると、時間の感覚を失います。

つまり道内の「時間の価値観」を変革(改善ではダメです)しなくてはいけません。議員として議席を頂いてから、多くの道外の方々から北海道は「のんびりしている」と指摘されました。

皆さんもこんな自覚ありませんか?「この仕事は明日でいいかな」「そんなにせっかちにしなくても」・・・・。資本主義でのビジネスは時間との勝負が基本です。

官依存体制はこの大事な感覚を奪うところに大きな問題があります。

景気が低迷し業者間の競争が一層求められる中、皆さんが頭の片隅に必ず「時は金なり」をおいて下されば、自社の業績が少しずつ上向くはずです。まず身近なところから「時は金なり」を実行してみませんか。

もう一点は「技能の伝承を絶やしては会社の将来は無い」ということです。

昨今指摘されているのが、技能を必要とする多くの現場が一人のベテラン技能者に依存していると指摘をされています。本来一人ひとりが自立して作業をしなければいけないのに、実際には要所でベテラン技能者に聞いたり、作業を行ってもらっているという実態があるとの事でした。それぞれの技能者が自立をし、人が入れ替わっても会社トータルとしての技能を持たなくては、会社の将来はありません。

札幌市建築業組合に結集する皆さんは、長年、技能者の育成に尽力してきたこの業界のトップランナーであります。景気が思わしくない現在、訓練生の受入には大きな負担が伴いますが、今後も技能の火を絶やさないための取組を心から御願い申しあげます。

当然、政治における環境作りにあたって私も全力で取り組んで参ります。

本年もご指導賜りますよう宜しく御願い申しあげます。

最後に札幌市建築業組合の益々のご発展と、組合に結集する皆さんの商売繁盛とご健勝をご祈念申し上げ年頭のご挨拶と致します。

札幌市建築業組合 顧問 北海道議会議員 かじや大志

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